カフェイン依存からの脱却

カフェイン摂取に使っていたもの
中3〜高1:コーヒー
高2〜高3:コーヒー+エスタロンモカ
高3〜高5:コーヒー+モンエナ
ここ2年くらい:モンエナ

やめかた?
エスタロンモカ→ドクターストップ
・コーヒー→飲みすぎると気分悪くなるので懲りた
・モンエナ→一旦コーラを挟んでからやめた

ほか
・カフェインききやすめの体質
・高2で入院したときに医者から止められても治らなかった程度の依存
・モンエナ→0がなにげにきつかった

数ヶ月ほど寝まくってたら治せたけど、やろうと思えば無限に眠れる状況でないとまずカフェインに頼らないのは無理。寝付きの悪さや中途覚醒がなまじ有るばかり、過眠症としての扱いもまずできないっぽい。というか、できるわけがない。つんだ。

そもそも、元々のポンコツさをむりやり動ける時間を伸ばすことで誤魔化そうとするのがまず間違っているかもしれない。ポンコツポンコツのまま上手くやれるような方法を探すのが建設的なんだろう。

追記: 1月下旬になってなぜか0時起床癖がついた

障害年金の申請で実際にはやらなかったこと

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/ninteikijun/20160715.files/A.pdf
これを読んで、2級・3級の当落ラインにあるんじゃないのか?と推測した。もともと身体が動かなすぎてある知人にはそれで障害手帳を取ったと思われてたくらいなのでやけっぱちで併合認定を狙ってみた。

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/ninteikijun/20140604.files/3-2-1.pdf
併合認定というのは、複数の障害がある場合に加算して障害等級を認定しよう、というものだ。詳細についてはこのpdfを参照してほしい。

併合改定は元々の傷病での障害年金受給資格はそのままで等級だけ変わるもので、新たに受給権がおりる併合認定とはどうやら異なるらしい。参考→http://shougainenkin-info.jp/sn_receipt_heigou.html


結果としては、診断書を書いてもらうような状態に2018年7月〜10月当時になかったので精神一本で出した。

ちなみに、併合認定にするには身体の方でも
・初診日証明
・現在の診断書(書式を役所でもらった)
・申立書
を揃える必要が有る。


参考:日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/index.html

おくしゅりレビュー

あるメンヘラによる薬の効き方の話。とりあえず薬の名前は全部一般名で書いた……はず。あくまでも1個人の服用体験談であることに、留意頂けると幸いである。


副作用を期待して処方されるパターンも有るので(例:睡眠薬補助としてのヒルナミンなど)主作用≒適用のある病態への狙っての作用、副作用≒その他の作用という区分でなく、自分自身がダメージを受けた作用/自分自身が楽になった作用という区分で書いていく。先に例示したヒルナミンの眠気は副作用だが、役に立つ、患者のベネフィットにはなっている。


【非定型抗精神病薬
リスペリドン
服用時期:高専3年くらいの時と大学2年
服用量:1〜2 mg(錠剤)
自分自身がダメージを受けた作用:飲みはじめの副作用
自分自身が楽になった作用:幾分頭の中が静かになった
高3くらいの時は1 mgで、飲みはじめの副作用でダウンして即断薬。大学2年の時は1 mgの開始用量では効かず、2 mgへの増薬で飲みはじめの副作用である起立性低血圧(α受容体への作用のせい)が出たことと後述するクエチアピンが奏功していたので、今は不要という主治医の判断により断薬。

クエチアピン
服用時期:高専3年と大学2年
服用量:しょっちゅう変わる
自分自身がダメージを受けた作用:状態安定時に謎の吐き気、エグい眠気
自分自身が楽になった作用:とにかく落ち着く、眠気、血糖値が高くなる
現在のメインのお薬。高3の時は精神安定剤として使ってた。飲まないとシャレにならないけど、状態が安定しているときに200 mgとか一度にぶち込むとなぜかゲロる。

アリピプラゾール
服用時期:高専3年あたり〜高専4年夏
服用量:6 mg/day
自分自身がダメージを受けた作用:当時の記憶がちょいちょい飛んでる
自分自身が楽になった作用:?
当時の主剤。派手な副作用が無くズルズルと服用していたお薬。実は合っていたのかもしれないけどよくわからない。クエチアピンと比較すると服用量の調整があんまり要らなかったり一日の服用回数が少なくて楽だった。


抗うつ薬
デュロキセチン
服用時期:高専4年 2月くらい〜大学2年 6月
服用量:60 mg/day
自分自身がダメージを受けた作用:躁転しやすい状態に?、飲みはじめの下痢
自分自身が楽になった作用:全身の痛みがおさまった
全身の痛みがこれでおさまったので本当に助かった。減薬→断薬が大変だった。60 mg→40 mg→20 mg→40 mg(起き上がれなくたから戻した)→0 (躁転しかかったときに一気に切った)というように段階的に減薬した。


睡眠薬
副作用が出た試しが無いお薬たち

ラメルテオン錠
服薬時期:高3〜
服用量:8 mg/day
これを抜くと眠った感触が悪くなる。睡眠薬の貴重な2枠のうちの1つをしれっともっていく、メラトニン

ニトラゼパム
服薬期間:大学2年
服用量:10 mg/day
中間型(中途覚醒/早朝覚醒対策)の睡眠薬。半年以上服薬してても効かなくなってない。

エスゾピクロン
服薬期間:高専2年〜高専5年
服薬量:わすれた
備考:寝起きに口が苦くなりやすいゾピクロンの口が苦くなりにくい版のやつ
入眠用の薬。耐性がついてしまい、一時期は1回で1シート使っちゃったりしていた。

スボレキサント
服薬期間:大学2年に一瞬
ありえん眠くなりすぎて没になった。ニトラゼパムに耐性がついたらお世話になりそう。

エスタゾラム
なんかいつの間に手元にあった中間型の睡眠薬


精神安定剤
クロキサゾラム
エスタゾラム同様なんかいつの間にか手元にあったやつ。リスペリドンが頭を静かにしてまったりさせる感じなのに対して、全体的に少しだけ落ち着く。少しだけというのがミソ。

他のベンゾたち
ロラゼパム・ロフラゼプ酸エチル・エチゾラムブロマゼパム・クロチアゼパム)
どいつもこいつもなんもおきない


【その他】
炭酸リチウム
服用時期:大学2年8月〜12月
服用量:400 mg/dayでスタートして1000 mg/dayまで増やそうとした
自分自身がダメージを受けた作用:ゲロる、下痢る
自分自身が楽になった作用:たぶん全体的に落ち着いた
採血が必要なお薬。吐き気の副作用がエグすぎて再服薬できずズルズル断薬。そもそも主治医が再服薬にのり気でなかった気もする。

障害基礎年金の申請をした

結果がわかるの:約4ヶ月後に通知が来る
(基礎年金は1級・2級のみの支給)
初回支給:約5〜6ヶ月後
それ以後の支給:偶数月に2ヶ月分まとめて


障害区分:精神障害(20歳前傷病)
併合認定:無し


区役所に行った回数:5回
1回目→門前払いされた
2回目→様式ゲット
3回目→併合認定の相談
4回目→併合認定を諦めたということの報告
5回目→申請


申請までにかかった費用:文章だけで2万弱(送料含む)


必要な書類:(A)年金のシステム上必要な書類,(B)第三者が客観的に障害について述べたもの,(C)申立書

(A)年金のシステム上必要な書類
・振り込み口座について書く書類
・1号受給者(≒自営+学生)は書かないといけない書類
・20歳前傷病の場合,所得証明
 ―何年分必要か等は窓口に相談してください
国民年金(高齢時年金)の払込免除申請書類
 ―免除申請しないこともできる
 ―免除分の遡って年金に振り込むことは10年分ならできる

(B)第三者が客観的に障害について述べたもの
・年金の書式の診断書(必要なだけ;複数枚になることもある)
 補足:
国民年金・厚生年金保険 精神の障害に係る等級判定ガイドライン』に診断書の右側の扱いが書かれているので、実情と診断書がズレてて軽く書かれてたら修正をお願いしたりしよう。(そうなるまで症状を伝えられない患者側に非があるがここで粘らないと詰んでしまうケースが有る。)
・初診証明の書類
 ―初診の病院に請求する

(C)申立書
あくまでも診断書を補足するものである。矛盾があると審査に時間がかかるなどあるので、診断書が揃ってから書く方が望ましい。
表面:
一つの医療機関ごとに一つの枠を用いる。同じ医療機関に6年以上通っていた場合は、3年くらいぶんに分割して2つ以上の枠を用いる。この時に、最も新しい診断書と通っていた医療機関の年月日が合っているかどうか気をつけて書こう。
裏面:
診断書の右側とほぼ同じような内容であるが、患者が医者に伝えられてないぶんの補足ができる場所くらいに考えるのが良さそう。


持ち物:
・書類一式+認印+通帳+年金手帳
障害者手帳を持っていたのでそれも持っていった


当日の流れ:
年金課で書類のチェックを受け適宜修正したあと、住民票を取得して、年金課に戻り、すべての書類が揃ったという状態になって申請終了。

追記(2019/02/14):
平成31年2月6日付けの、障害基礎年金2級での年金支払通知書・支給額変更通知書が届きました。

ぼくはどうして人生を間違えてしまったのだろう

一.
こんなタイトルで書いてみているが、理由は明白で4年のインターンシップだった。

「しょるいがらく」「ながくいられる」
こんなよこしま極まりない動機で、ある大学院にインターンシップに行った。その大学の名誉のためにどことは言わない。

そこでぼんやりと
「分野を移して研究したい」
と思ってしまったことが運のつきだった。



ニ.
元々、4年まで適当な工場に適当に教授推薦で就職しよう、と思っていた身である。実家に金がないので(厳密にはあるかどうか調べを入れる権限が無い身なので無いものとして扱わざるをえないでいる)その道しか実質選びようが無かったという現実も有る。

が、何をとちくるったのか
研究したい
→分野変えするから基礎足りない
編入しよう
という勢いで編入した。



三.
金に困った。

復学後の金が無い。

元々学費は免除+奨学金で生きていた
とかいう身である。寝込んでた影響で休学手続が遅れて、奨学生としての適格を欠いていそうな状況になった。

停止数カ月は休学時から覚悟していて、この分を含めて親(実質養子)に頭を下げた。前期はこれで学校に通える。

実質養子というのは、親視点だと
「犯罪者の下で育てられたから」
と何かと言ってくるからである。
とても気まずい。

停止数カ月で済めば御の字で、実際には廃止されかねない状況にある。廃止されても応急採用ワンチャンだが、実際には、次年度改めて登録できるであろうことしか望みがないだろう。

金が無い
(というか有ったとしても家庭環境的にキツい)
人が研究につながる勉強をするなんて、
贅沢に手を出してはいけなかったのだろう、
とぼんやりと感じている。



四.
今思いついている奨学金廃止対策としては
1. 障害基礎年金支給に賭ける
2. 後期休学にして次年度奨学生登録
3. とりあえず休学中のうちに捻出しておく
4. どこかの夜間の大学に移る
(働きながら学士とるルート)
5. 働きながら放送大学ルート
6. 親に頭下げる
7. 祖父になんとか繋がって頭下げる
主にこんな感じだろうか。

1.これはただの博打。あてにならない。
2. 単位の取り方とか工夫しないといけなさそう。実行するなら、各方面に相談したうえでやる。
3. これは当たり前の対策。私自身これをしたいが、未だに薬の維持量が決まってなくて、これ以上(現在:木金日→家庭教師)バイトを増やしにくい状況にある。現実的に、それなりに高額なバイトとしては乙4を使って深夜帯のバイトを足すことだろうか。
4, 5. 学士さえ取れればいいので、この機に社会人に戻るのも一つの手。体力がもつかどうかの問題になってくるし、また学費で死にかねないので、こちらの方への諸々の制度は要調査。
6, 7. ここまで読んだ人なら無理だとわかるはずだ。


五.
私は人生を間違えて、
うっかり、
学生を続ける道を選んでしまった。
難関校に受かって、その直後に、行かない(辞退)ルートなんて生えるわけない。

何はともあれ、金もない障害者がそんな贅沢に手を出すことは罰当たりなのかもしれないと、痛感してはいる。ただそれだけだ。けれども、私はやろうとするだろう。

社会復帰に向けて

退学を視野に入れた休学でなく復学前提の休学なので、自ずと社会復帰までどうするか?という問いが浮かび上がる。

そこで、現在行っていることを記す。

1. 通院・服薬の徹底

炭酸リチウム+クエチアピンがベースになった処方をされている。

一時期メジャートランキライザー抗精神病薬)嫌い拗らせてエビリファイもクエチアピンも抜いたりしてた。ただ勝手な断薬と再発の因果関係はよくわからない。環境変化にやられただけかもしれない。まぁ、クエチアピン足したら一気になんとかなった感はある。服薬コンプライアンスは大事なんだろう(鼻ほじ)

精神科にかかってると、抗精神病薬1+抗精神病薬2+睡眠薬1+睡眠薬2+副作用止めというように多剤になることもある。
筆者は朝・昼・晩・寝る前と区切られているピルケース×7になっているもので慣れるまで管理していた。慣れたので直接シートから出して飲んでいるが、このような気の緩みが飲み忘れに繋がるのだろうから気をつけたいところだ。多剤ゆえの物理的な飲みにくさには、ゼリー飲料で流し込むことがよかった。


2. 諸福祉サービスの活用

自立支援医療(精神通院医療)
3割負担が1割負担になる。3割負担だと多剤だと月に1万とかいくので、1割に抑えるために使った。

・高額療養費にまつわる制度
月に自己負担限度額を超えた医療費支出がありそうな時もしくはあった時に使う制度。自己負担限度額については各自で調べてほしい。

・障害基礎年金の申請
私は初診日が20歳前なので、その条件で出した。障害年金関連は初診日が本当に大事なのは頭に入れておいて損はないかもしれない。


3. 病識の形成

自覚しにくいけど、コントロールする必要のある病態は以下の2つだ。
A. 精神病性の症状
B. 躁モード

A. 精神病性の症状

統合失調症の陽性症状ライクな症状。筆者の場合はこれが原因で学校に通えなくなった。
どうやら、客観的事実からスタートしても、連想ゲームの繰り返しと、主観がごちゃまぜになってたどりついた発想はだいたい妄想とされるようだ。どんなに主観的に正しいと思いこんでも、それは世間一般的には妄想なのだ。

筆者は自分自身の思考と能力を、全く不条理に懐疑し、他者の、しかも自分より数学や物理が出来るであろう他者の結論まで懐疑した結果、演習で黒板に書くということができなくなった。学籍番号が17Bで始まる物理学系の人たちは、それゆえの謎のおまじないを読んだかもしれない。
他、東工大に居て良いような実力が無いと思い込み、唐突に退学届を出す宣言をするなどした。止められた。意味不明過ぎる症状であるが、本人の中では不当に忍び込んでいるという妄想が事実になっていた。編入試験で本当に受かったんだから、その場に居る資格は有るのに、である。

どんなに信じられる主観的事実も、客観的事実を尤もらしさで上回ることはまず無い。これを肝に銘じておくことは大事だ。

少なくともこうやって書けているから今はそれほど問題無いのだろう。抗精神病薬を飲んでからは、天井が落ちてきて潰れて死ぬとか考えなくなったから、たぶん薬のおかげだろう。服薬は大事。

B. 躁モード

知人に指摘されて気がついた。筆者はどうやら躁うつ病なのは確からしく(これは診断書にも確定で書かれていた)躁が誰から見ても別人とかいうレベルで出ているらしい。筆者の場合はコミュ障なのに、唐突に出会い厨みたいな感じになった。他、ちょっと警察沙汰に巻き込まれかけた。

「誰かに自ら働きかけようとしたら警戒する」
が基準としては上手く使えているっぽい。自覚したら、後は頓服の方の抗精神病薬を飲んで黙るか寝るかすればよい。


4. 段階的社会復帰

休学後直ぐは金策に奔走していた。そこから、全身発赤したり転院したり躁転したりして8月が過ぎた。

たしか、躁が治まってすぐの1週間〜10日くらいは、ずっと薬で寝ていた……はずだ。ずっと薬で寝ていた状態からの段階的社会復帰について書く。

復学後の週4で通学して週2くらいでバイトする生活をゴールにする。

段階分け:
ステップ1. 起きることができるようになる
ステップ2. ゴミ出し・洗濯・風呂に入るが最低限できるようになる
ステップ3. 週3くらい外に短時間出られるようになる
ステップ4. 週3くらい外に短時間出られて、日中家で活動できるようになる
ステップ5. 週5くらい外で活動できるようになる(この時に学校慣れもやる)
ステップ6. ほぼ学校のときと同じ生活にしてみる
ステップ7. これを続ける

ここに適宜、
・試験慣れ
・人前慣れ
・人がたくさんいる空間に一定時間詰め込まれること慣れ
を挿入する。

ビリギャルっぽい感じで金にしたかった

本音:この記事のタイトル



1.
ビリギャルと略称される、元々受かる素養有るギャルを慶応に受からせて書かれた本が有ることは、周知の事実だろう。

バイト先に向かう電車の中+びみょうな空き時間+睡眠薬が効くまでの時間でスマホから更新しているから、ビリギャルの本のタイトルさえ調べるのもめんどくさいのだ。だから、略称で書いている。

一応籍を置かせて頂いている大学の学祭なのに、編入生会からも早々にドロップアウトして、学祭ガン無視でバイトしている。ついでに数学の勉強に普通になっていて勉強してたら金がもらえる、とかいうサイコーなバイトでもある。

社会性のなさと、ビリギャルへのリスペクトの無さについては、許してほしいところだ。

それでだ。

「あんな『そら受かるやろ』なやつでも本にできたんだ。私みたいな誰からも『無理』と言われたやつがあれを模倣して本を出せば金になるのでは?」
と万年金欠学生であり障害者の私は思ったのである。金がほしい。

しかしながら、高専からの編入志望の人というあまりにも小さい母集団の人たちに対してビリギャルみたいな本を書いても、どう考えても金になる気がしなかったのだ。

しかも、編入体験記などを読み漁るに、どうやら編入志望の高専生という人々はわりと勉強ができたり技術に関心がある強い人々というのが多いように見受けられる。

つまり、私がターゲットにする「就職もしたくないし(できないし)頭も悪いしほんとうにどうしようにもない」というお手上げの人という人自体少ないようだ。これではあまりにも金にならない。金にできない。

以前書いた合格体験記にはその諸々は伏せていたが、やはり、私自身が難関校に含まれるところに「受かってしまった」という事実が不思議でならない。後期に入った(体調不良のため休学しているが)今でさえ実感が無い。



2.
まず編入の難しさはスケジューリングにある。一般的な大学入試であれば高校側は非-実業系なら入試を考慮してくれるが、高専はしなかったりもする。これは個々の所属校・所属学科によって事情が異なりそうではあるが、卒研+受験+課題という3重苦になることがあり得る。こうなる場所だと、直前期にできる事は最終確認程度しかない。

私の学校の所属していた学科だとこの3重苦パターンだった。そして私が編入を決めたのは4年生の夏のインターンシップである。これで直ぐに受験勉強に取り掛かることができて、4年→5年の春休みで追い込みをかけることができれば、現役合格の可能性が残ったであろう。ただし、元が勉強ができない人なのでその可能性も低いものではある。

実際にはこれは「できなかった」ので浪人した。4年冬に入院するくらいに体調を崩したので受験どころではなかったからである。現に、出願をして試験を受けたところはあるが、途中退室した。

スケジューリングの難しさは勉強だけに降りかかるものではない。金銭面にもふりかかる。遠いところの試験を、前日に下見・初日に筆記試験・翌日に面接(前々日と翌々日に移動するとしたら4泊5日)というスケジュールで受けるとする。なお、TOEICTOEFLのスコアシート提出は無いものとする。
出願→3万/校
交通費→実費(筆者は2万/校くらいだった)
宿代→1泊7500円だとすれば3万/校
計→9万/校
このような金額を受験校の数をかけた分だけ用意しないといけない。



3.
編入実績がお世辞にも良いとも言えない或る高専の劣等生が、1浪ではあるが如何にして東工大編入できたかということを以下に記す。なお、現役合格ではないため「4年生のうちに編入志望ということさえ決めなかった」などというような浪人する可能性が有る人のみ参考になるだろう。

元々のスペック
席次:入院などでブレるが平均すると10位台のどこか
TOEIC:600点以上650点未満(もう忘れた)
特筆事項:或るマイナー資格の当時最年少記録持ち
スキル:無し
得意科目:英語


TOEICがこのゴミカスで得意科目が英語な時点でお察しである。そのくらいには酷い有様だった。どのくらいお勉強ができない人なのか書こう。

まず勉強アレルギー持ちである。机に向かう事が苦手だ。ただし実験はもっと苦手だ。

数学:sin(ax+b)を微分することも積分することもできない。あれ? マイナス付くのどっちだっけ? というか微積何それおいしいの? 条件付きの極値? え、条件無しでも2変数のやつ自信無い。もっと言うなら1変数でも自信無い。対角化? そもそも行列の積さえ計算できるか怪しい私にそこまでできるようになれるの? eの定義? ワンチャン指数法則から怪しいんですが。ln (x)の導関数? そもそも極限の計算さえできねえぞ。

物理:クーロンの法則? クローン? クーロン? まぁ万有引力のやつと形は同じか。もういいやそういう覚え方をしてしまえ。んあ、ばらばらにして足し合わせる? できるわけないじゃん。物理以前に微積でつんでるやないの。エントロピー? はぁ? 熱力学第2法則ってなんであの2つの書き方どっちもアリなん?

化学:は? こんなん知らんわ。ネルンスト? ネンルスト? 高校化学からマジに忘れてる私に化学を求めるな。しかも計算めんどくせえし、地味に覚えること多くね? もうヤケクソで曲がった矢印で考えるアレだけでどうにかしていい?

英語:相対的にまだマシなのかもしれない。……が、難関校合格者で730きってるのはいかがなものなのか。しかし英語の授業という概念が大嫌い過ぎて、これのせいで留年しかけたことも有る。


スケジューリングというめんどくささがなく、受験だけが目の前にある状態だったので、寝るor受験勉強、息抜きに散歩やツイッターみたいな生活をしていた。1日10時間勉強とかはやって当たり前の世界で(ただし風邪ひいて寝込んでた時期があるので4〜7月フルで勉強できたわけでもない)、そうでもしないとこのゴミカス状況からの挽回は無理。


まずしたこと:効率化
A. 過去問の分析
B. 自らの認識様式の把握
C. テキストなどを使った対策(合格体験記に書いたので省略)


A. 過去問の分析
絶対に出る範囲から勉強するという戦略である。また、複数校受験していたため、どの学校からも出されるような所を重点的に勉強したことに留意してほしい。

数学:重積分偏微分固有値と対角化がだいたい狙われる。
微分方程式は数学で出題が無くても、単純な変数分離型ぐらいはできておかないと物理でつんでしまう。
他、東工大の数学の問題はほぼ毎年似たような問題が出ている。うろ覚えで恐縮だが、条件付きの極値の問題(2変数)・行列が出ていたはずだ。ひとまず数年分ザーッと見て、明らかに多いような範囲から真っ先に潰し、前提知識が足りないなら適宜補完していくという形。

英語:得意科目
私自身は浪人時代は全くと言っていいほど英語は勉強しなかった。他の科目をどうにかすることで手がいっぱいだった。ただ、授業で速単の必修編を使っていて、そのときに本文を自分でも訳せる様にする練習はやった。
単語レベルとしてはDUO程度なので、速単上級編をやり込むだけでだいたいどうにかなるはず。長文読解+英作文ができればなんとかなる。

物理:どこでも力学と電磁気学は出る。
東工大の物理なら熱力学か波もでる。

化学:過去問研究したのを後悔した。
素直に高校化学を一通り抑えるのが最適解だろう。


B. 自らの認識様式の把握
高専時代から固有名詞が覚えられなくてテストで爆死しまくってたので、固有名詞は覚えないことにした。なんとか反応の反応名を問われたら捨てる。このくらいの潔さでガンガン捨てていった。

本番で忘れたらアウトですよー!ということで、あまりにも信用できない自分自身の記憶の容量なので、とにかく覚える公式を減らすように努めた。覚えても無駄なのは覚えない。知らないと解けない問題はガンガン捨てた。

典型的な視覚優位の認識様式なので、図で全部理解しようとした。力学はお絵かきとかたまにジョークで言っているが、とにかく図に起こしてガンガン図に書き入れてなんとかする、ということをやりまくった。

これが聴覚優位の人なら図で理解するより、ステップバイステップでちゃんと証明して数式で理解するなどの方が向いているのではなかろうか。

定義からスタートして定理すべてを証明するという営みさえできていなかった、ということを上の視覚優位者と聴覚優位者の違いの段落群から察してほしい。それが、この浪人期の実情である。定義からスタートする必要性などは分かっていても「受かるためだけの」演習を優先せざるをえなかった。浪人の3〜4月の受験勉強スタートというものは、元々のポテンシャルが低い者にとってはとても険しいものである。



4.
ところで、2021年からセンター試験がマーク式でなく記述式になるそうだ。確かにマーク式よりは、正しい考え方で書いているかなどの参考になるとは思われる。これで、本来足切りされるべき人が足切りされるようになる、センター利用で自分の実力以上の所に入ることを防ぐ、ということも確かに期待できるかもしれない。しかし、記述式である編入試験でさえあの有様の人が付け焼き刃「だけで」忍び込めているのだから、何をどうやってもセコい手で入ってくる人は一定数いるかもしれない……と自らの経験に照らし合わせると思わざるをえない。



5.
もったいない精神で書ききった。お金がほしい。本音はこれだ。この内容をもう少し真面目に書けたら本気で金取りたいんだが。この内容だと売れないのかねえ。

2018.10.26 追記
東工大を受けことを決めたのは高専を卒業して、筑波の受験のために東京に出た頃なので、浪人の5月とかそのくらい。編入試験が8月末〜9月頭あたりなので、期間としては3〜4ヶ月くらい。都内のキャンパスに加速器があることそのものにビビったから受けよう、みたいなノリだった。なぜこれでなんとかなったのか、全くわけがわからないので誰かこの手の無謀受験やってどうにかなった人がいたら、そのような体験記を読んでみたいものである。