布団を親猫に見立て子猫のモノマネをした

どうもー。ジエチルエーテルです。

 

布団を親猫に見立て子猫のモノマネをすることで、

幼児退行により幸せになれたことをここに報告いたします。

 

グレートマザーなんてものはいるわけもないのですが、

布団にその理想像を投影して、

よしよしされる猫になりつつ、幼児退行という感じなので、

本当に幸せになれます。

 

脳内物質がドバドバでていました。

 

そんなことはさておき、

 

昨年に引き続き文学賞に応募したのですが、今回は死にました。

 

しかも、規定の30×40に11ptで2枚以内というのをガン無視していたので、

審査対象にもなっていないと思います。

一応、2枚以内というのだけを守ったせいで、

とても中途半端なものにもなってしまいました。

 

続きに、布団がでてくるポエミーなものを書きます。

 

さすがにフェティシズムだけでごり押しするのは、

審査員に申し訳なかったので、

より所と執念の矛先のメタファーにして、

そこから離れていくというあらすじにしました。

 

本当はもっと穿ったものを書きたいです。

そのうち書きます。

たぶん。

 

 

身体を包み込んで覆いつくし、外気から遮断し、温もりを与える。

ひととき……

みせる

もたらす

或る人にとっての逃げ場

また、別の或る人にとっての遊び場

さらに、ほかの或る人にとっての地獄

 

ひと時も離れたくないという情念から、

長らく、洗われることさえなかった

それ

同じように見えるものならば、探せば手に入るだろう。

同じものと並んでいた頃は、硬く、冷たく、無垢だった。

私を眠りに誘ううちに、柔らかく、暖かく、汚れていった。

 

私以外の誰かの手垢にまみれてから来たそれは、

忌避の対象に他ならない。

他の誰かをひたすらにあたためていたそれが、

手の平を返して、私のところに来るということが、

ただただ、許しがたい。

他の誰かの残り香が、

とにかく、許しがたい。

 

離れていくことは考えたくない。

その時

油を全身に染みこませ、火をつけようか?

ある最小単位としてのみ認識できるほどに、切り刻もうか?

「汚い」

「くさい」

と罵声を浴びせられるごとに、

いたずらっこのように、飛び跳ね、意地悪に口元をゆがめる。

 

一日の始りの点呼の前。

携帯電話のアラームが、力づく、引き剥がそうとする。

霧がかった視界に、別の絵が飛び込む。

液晶画面が殺意を抱かせる。日付の数字が一つ増えている。

 

まだ、時間はある。まだ、一緒にいてもよい。

もう少し、できるだけ長く、そばにいさせてくれ。

 

無慈悲な携帯電話。

執拗に迫るアラーム音。

不規則に増えていく時刻。

ホーム画面のTo Doリスト。

指を滑らせた後の時間割。

一つ減ったカウントダウンの日付。

 

もうすぐ、一限に間に合わなくなる。

行かなければならない。

どうしても、行かなければならない。

なぜ、これほどまでに、優しいのか!

なぜ、これほどまでに、絡めてゆくのか!

なぜ、私を手放さないのか!?

なぜ、私は手放せないのか!?

手癖で開いたTwitterには人がいて、

一日はとうに始まっている。

 

どれほど愛おしくても、

私はここから出なければならない。

洗濯物はまだ溜まっていない。

この時間なら、洗濯機はあいているだろう。

そろそろ、この毛布も洗わなければならない。

ネットに入れて、洗おう。

 

あたたかさ。

絶対的な仕切りになってくれる柔らかい壁。

ぐちゃぐちゃにされてしまうという恐怖を払いのけて、

私は、ネットに詰め込んだ。

粉洗剤をスプーンで入れ、洗濯機のスイッチをいれた。

 

久々にカーテンを開いた。

日差しは高くなくとも、その眩しさは保たれている。

わかちあう。

潮の照りかえし、草木の鮮やかさ――