社会復帰に向けて

退学を視野に入れた休学でなく復学前提の休学なので、自ずと社会復帰までどうするか?という問いが浮かび上がる。

そこで、現在行っていることを記す。

1. 通院・服薬の徹底

炭酸リチウム+クエチアピンがベースになった処方をされている。

一時期メジャートランキライザー抗精神病薬)嫌い拗らせてエビリファイもクエチアピンも抜いたりしてた。ただ勝手な断薬と再発の因果関係はよくわからない。環境変化にやられただけかもしれない。まぁ、クエチアピン足したら一気になんとかなった感はある。服薬コンプライアンスは大事なんだろう(鼻ほじ)

精神科にかかってると、抗精神病薬1+抗精神病薬2+睡眠薬1+睡眠薬2+副作用止めというように多剤になることもある。
筆者は朝・昼・晩・寝る前と区切られているピルケース×7になっているもので慣れるまで管理していた。慣れたので直接シートから出して飲んでいるが、このような気の緩みが飲み忘れに繋がるのだろうから気をつけたいところだ。多剤ゆえの物理的な飲みにくさには、ゼリー飲料で流し込むことがよかった。


2. 諸福祉サービスの活用

自立支援医療(精神通院医療)
3割負担が1割負担になる。3割負担だと多剤だと月に1万とかいくので、1割に抑えるために使った。

・高額療養費にまつわる制度
月に自己負担限度額を超えた医療費支出がありそうな時もしくはあった時に使う制度。自己負担限度額については各自で調べてほしい。

・障害基礎年金の申請
私は初診日が20歳前なので、その条件で出した。障害年金関連は初診日が本当に大事なのは頭に入れておいて損はないかもしれない。


3. 病識の形成

自覚しにくいけど、コントロールする必要のある病態は以下の2つだ。
A. 精神病性の症状
B. 躁モード

A. 精神病性の症状

統合失調症の陽性症状ライクな症状。筆者の場合はこれが原因で学校に通えなくなった。
どうやら、客観的事実からスタートしても、連想ゲームの繰り返しと、主観がごちゃまぜになってたどりついた発想はだいたい妄想とされるようだ。どんなに主観的に正しいと思いこんでも、それは世間一般的には妄想なのだ。

筆者は自分自身の思考と能力を、全く不条理に懐疑し、他者の、しかも自分より数学や物理が出来るであろう他者の結論まで懐疑した結果、演習で黒板に書くということができなくなった。学籍番号が17Bで始まる物理学系の人たちは、それゆえの謎のおまじないを読んだかもしれない。
他、東工大に居て良いような実力が無いと思い込み、唐突に退学届を出す宣言をするなどした。止められた。意味不明過ぎる症状であるが、本人の中では不当に忍び込んでいるという妄想が事実になっていた。編入試験で本当に受かったんだから、その場に居る資格は有るのに、である。

どんなに信じられる主観的事実も、客観的事実を尤もらしさで上回ることはまず無い。これを肝に銘じておくことは大事だ。

少なくともこうやって書けているから今はそれほど問題無いのだろう。抗精神病薬を飲んでからは、天井が落ちてきて潰れて死ぬとか考えなくなったから、たぶん薬のおかげだろう。服薬は大事。

B. 躁モード

知人に指摘されて気がついた。筆者はどうやら躁うつ病なのは確からしく(これは診断書にも確定で書かれていた)躁が誰から見ても別人とかいうレベルで出ているらしい。筆者の場合はコミュ障なのに、唐突に出会い厨みたいな感じになった。他、ちょっと警察沙汰に巻き込まれかけた。

「誰かに自ら働きかけようとしたら警戒する」
が基準としては上手く使えているっぽい。自覚したら、後は頓服の方の抗精神病薬を飲んで黙るか寝るかすればよい。


4. 段階的社会復帰

休学後直ぐは金策に奔走していた。そこから、全身発赤したり転院したり躁転したりして8月が過ぎた。

たしか、躁が治まってすぐの1週間〜10日くらいは、ずっと薬で寝ていた……はずだ。ずっと薬で寝ていた状態からの段階的社会復帰について書く。

復学後の週4で通学して週2くらいでバイトする生活をゴールにする。

段階分け:
ステップ1. 起きることができるようになる
ステップ2. ゴミ出し・洗濯・風呂に入るが最低限できるようになる
ステップ3. 週3くらい外に短時間出られるようになる
ステップ4. 週3くらい外に短時間出られて、日中家で活動できるようになる
ステップ5. 週5くらい外で活動できるようになる(この時に学校慣れもやる)
ステップ6. ほぼ学校のときと同じ生活にしてみる
ステップ7. これを続ける

ここに適宜、
・試験慣れ
・人前慣れ
・人がたくさんいる空間に一定時間詰め込まれること慣れ
を挿入する。