意識の低いポエム

意識高い系(笑)
と書けばなんとなくネットに住みついている人でもそうでなくとも、なんとなく、人物像を想像できてしまうだろう。系も(笑)もついていない意識高い人は、単なる実力者として扱われる、ということにしてここでは考えないでほしい。

さて、意識高い系(笑)には、嘲笑われたとしてもその振る舞いをしておくことのメリットはある。○○したい!と言っておく、よくわからないけどこうなりたい!と示しておく、そうしておくと次世代に繋げたい人が寄ってきて助けてくれることが有るかもしれないことだ。うまくいけば、成長することができる。その確率は少なくとも何もしないことよりは高い。更に、就活段階から自己アピール力を求められるように、自分自身を良い商品として売っていくことができることそのものが能力が高いことと世間ではみなされることもありそうだ。

このようなメリットがある一方でデメリットも当然有る。うまく騙しきれたら、期待値が高くなりすぎてしまうことだ。期待値が高いところからヘマをやらかすと一気に失望されうる。

意識の低いポエムも、それを書くのには、心理的メリットが有る。期待されないぶんヘマをしたところで諦めてもらえうるという希望を持てるし、「うっわー……ヘボいのになんかキラキラしたこと言ってる」というような目でも見られない。

私自身は楽だから意識低いポエマーを長年しているが、周りが眩しくて仕方ないので少しだけでいいから意識だけでも高くなりたいところである。ずっと何もしてこなかったから実力差はどうしても大きいので、まずはじめに意識高い系(笑)寄りになっていきたいところだ。何もしてこなかったし、才能も何もないから、一生周りのすごい人たちには追いつけないだろうけど。